奈落の底

奈落の底へ落とされる・・・
 つらいこと、厳しい事柄に直面した時、思わず
「奈落の底へ突き落とされた・・・」と言ってし
まうことがあります。
 新型コロナウイルスの感染症は、衰えるどころか、
ますます広がっており、緊急事態宣言が宮城県にも
適用され、文化会館も9月12日まで休館となって
しまいました。
 まさに奈落の底へ落とされた・・・ 会館にとって、
利用者皆様にとって、厳しい現実です。

奈落の底
 今日は「奈落の底」へ、皆さんをご案内いたします・・

 扉を開け、

 階段を降り、

 鉄の扉をまた開け、

 バリケードの向こうの階段を降り、

 廊下を進み、

 また鉄の扉を開けると・・・

 薄暗い廊下・・・・
恐る恐る進んで行くと・・・

 じゃじゃーーん
ここが奈落の底です。 は??
そうなんです。奈落とは、「良くない場所」「怖い
場所」などのイメージがあると思いますが、会館の
奈落の底は、舞台の一番下です。
 

 舞台の底です。ほんぽう初公開!!です。

 本来は仏教用語で、幾重にも積み重なっている
「地獄」は、生前の行いが悪い人ほど下の地獄に
落とされ、その一番下まで、落とされ続けること
から「奈落の底」と言われるようになったようです。

 舞台下は、その昔は照明が発達しておらず、暗く、
じめじめしていたと思われます。そのため、いつし
か、奈落と呼ばれるようになったようです


 でも、舞台や会館は、地獄ではありません!!
一番下に控えていた役者さんは、そこから様々な装置
などを使って、明るい舞台にポーンと「せり出す」こ
ともできるのです。。

 文化会館の奈落は、観客席の下まで広がっており

 こんなすごい装置で、観客席ごと下に下げ、皆さんを
奈落の底に落とすことも可能になっております~~~👻
 ・・実は、オーケストラピットなど、舞台の多様性を
 広げるためのものですーーーー ・・

 奈落の底から、早く明るい舞台に飛び出し、活躍したい
スタッフ一同です・・・💪!!