ピアノコンサートの主役!

「文化会館のピアノ」
 名取市文化会館には、ピアノが5台あります。
  大・中ホール用(STEINWAY D274) 2台
  中・小ホール用(YAMAHA CFⅢS)  1台
  リハーサル室用(YAMAHA C3)   1台
  音楽練習室1用(YAMAHA UX300) 1台

 その目的、用途に合わせ、準備しています。
 この中に、世界三大ピアノの一つと言われ、世界の有名なコンサート
ホール や 録音スタジオで最も多く使われているスタインウェイのグラン
ドピアノが、2台 あります。

「スタインウェイ」
 1台は、 大ホール用、もう1台は中ホール用です。どちらも、スタイ
ンウェイ シリーズの中で最も大きい、コンサートグランドの頂点を極め
るモデル   「Dー274」です。

 スタインウェイはドイツ生まれの「ハインリッヒ・エンゲルハルト・
シュタインヴェーグ」によって、1853年にアメリカで創業されま
した。
 ピアノの評価は、「音色」、「タッチ」、「美しさ」、「品質」、
「歴史」等 様々あるようです。その評価において、国内有名演奏家は
もちろん、多くのピアノ愛好者から、絶大な信頼を得ている ピアノが
スタインウェイです。

 スタインウェイのホームページには、
「160年以上つづくクラフトマンシップと、妥協のない表現への飽く
なき追及の 結晶ともいうべき、楽器の金字塔です。20人中19人の
コンサートピアニストたちがスタインウェイグランドピアノを選ぶのは、
そこに理由があります・・」(原文のまま)と掲載しており、
自信のほどが伺えます。
 文化会館でピアノをお聞きになられる時は、そのピアノの音色も併せ
てご堪能 いただければ幸いです。
 
「黒いピアノ」
 ところで皆さん、ピアノの色はなぜ黒が多いかご存じでしょうか・・・。
ピアノの枠は木製ですので、その木目を生かし、茶系の色があっても
よさそうなもので、実際にそのようなピアノもあります。しかし、
圧倒的に黒が多く、ピアノ=黒色 という固定されたようなイメージが
あります。
 どうやら、ピアノが一般に普及していく段階で、高額なピアノを少し
でも値段を下げ、 かつ早く市場に出すかを考えた時に、木目を気にせず
仕上げができる「黒色」が、大変に都合が良かったということが理由の
一つとしてあったようです。
 また、一方で、その大きさから、黒色の凛とした佇まいは、ピアノの
存在感を高め、 威厳があると捉えられ、定着していったという考え方も
あるようです。

 今回ご紹介の、フルコンサートグランドと呼ばれるピアノの中でも一番
大きいサイズのピアノも黒色です。その黒色の理由は・・・

 演奏会の主役はピアノではありません。あくまでも演奏家です。
主役を引き立たせるためには、わき役のピアノは控えめに黒塗り・・・
ということです。

 文化会館で、是非主役の表現をご堪能下さい。また、いつでも
主役としておいでいただくことを心からお待ちしております。