こまつ座 第151回公演「芭蕉通夜舟」
2024年井上ひさし生誕90年 第三弾
2019年上演の「化粧二題」で第76回文化庁芸術祭演劇部門(関東参加公演の部)優秀賞を受賞した、井上ひさし×鵜山仁×内野聖陽が、富士三十六景になぞられた全三十六景を、時に黒子と掛け合い、目まぐるしい場面転換の中で描き出される、ほぼ一人芝居で40年にわたる芭蕉の俳人としての人生を描きます。
作 :井上ひさし
演出:鵜山仁
出演:内野聖陽
小石川桃子 松浦慎太郎 村上佳 櫻井優凜
★演出・鵜山仁 コメント
『奥の細道』の序文には、「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人也」とあります。芭蕉は旅する、ハイクする、というのが通り相場ですが、この旅は、おそらく人間の一生の射程を超えて、月日とともにどこまでも、銀河の果てまでつながって行くはずだと思います。そんな旅の道案内となるべく、アートがどんな役割を果たせるか、これがやはりわれわれにとっては、大きな関心事です。
今回、内野芭蕉が、40年来の旅のタスキを受け継いで、悠久の旅路の船頭をつとめます。
★内野聖陽 コメント
またも一人芝居。いえ、ほぼ一人芝居。前回の『化粧二題』では、見えない透明の劇団員たちが居て、一人で演じていても孤独感はありませんでした。でも今回は『人は独りで生き、独りで死んでいくより他に道は無い』ことを極めるために苦吟した芭蕉さんです。聞いただけでも凄まじい人生!尻込みしそうです。しかし、役者というのも孤独なお仕事です。この作品を読んだときとても共感するメッセージが込められていると感じました。ほぼ一人で芭蕉の人生を背負うのは怖いけれど、井上ひさし先生の言葉の力、鵜山仁さんの熟練の演出、そして黒子役の若い共演者と共に、芭蕉の人生に食らいついて、挑みかかって、俳諧で道を究めた芭蕉の人生をあぶり出したいと思っております。
面白いことを深く、そして愉快に、そして真剣に、表現していきたいと、期待と恐怖ないまぜの状態の裏で、私の闘志はひそかに育ち始めております。
どうぞご期待ください。
文化庁「劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業」
小学生以上18歳以下のお子様 無料ご招待のお知らせ
本公演は、文化庁による子供文化芸術活動支援事業(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)に申請しており、小学生以上18歳以下のお子様を無料でご招待させて頂くこととなりました。19歳以上の保護者様は、半額でご鑑賞いただけます。ただし、半額券は招待者様2名につき1枚以下(招待者様が1名〜2名なら1枚、3名〜4名なら2枚・・・)となり、その他の保護者様は定価販売となります。また、定員に達し次第受付を終了させていただきます。
~子供文化芸術活動支援事業(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)に関して~
新型コロナウイルス感染症の影響下において、劇場・音楽堂等で子供たちが文化芸術の鑑賞や体験をする機会が多く失われている状況に鑑み、劇場・音楽堂等で行われる子供たちの実演芸術の鑑賞・体験等を提供する取組になります。
申込方法:下記の専用Googleフォームよりお申し込みください。
※お申し込み完了のメールはお送りしておりません。
https://forms.gle/2HjZUjq9BGfKZ2taA
申込期間:2024年7月5日(金) 10:00〜 ※定員に達し次第受付を終了。
対象:小学生以上18歳以下のお子様
料金:無料(上記対象の方に限る)
チケット引取り方法:当日引換
※公演当日、年齢を確認できる身分証明書(学生証等)を必ずご持参ください。
※予定枚数に達し次第受付を終了いたします。
※ご購入後のキャンセル、変更はできません。
【注意事項】
※座席はお選び頂けません。お申込みの状況によってはお隣同士(連席)とならない場合もございます。予めご了承ください。
※ご来場の際の注意事項等は必ずご確認のうえご来場ください。
※本受付開始前にご購入頂いた、18歳以下のお客様のチケットの払い戻しはできませんので、予めご了承ください。
開催日 | 2024年11月2日【土】 共催 |
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開催時間 | 14:00 start 13:15 open |
会場 | 大ホール |
チケット情報 |
好評発売中 全席指定 ※未就学児入場不可 |
プレイガイド | ●名取市文化会館 |
お問い合わせ | ニイタカプラス 022-380-8250(平日9:30~18:00) |
主催:仙台放送/スパイスコミュニケーション
共催:公益財団法人名取市文化振興財団
製作:宮城県教育委員会、名取市教育委員会、仙台文学館