「文化会館の音響機器」
　名取市文化会館の音響機器は、厳選した
機材を配備しています。一例をご紹介します。
　大ホールのスピーカー は、次のとおり
です。
　　JBL　VT－４８８１A
　　JBL　VT－４８８７A
　　JBL　VT－４８８３A
　　JBL　VT－４８８６A
　　JBL　STX８１２M
　これらを組み合わせ、ステージ正面の両
サイド、正面上、そして客席後方に計３８台
配備しています。

 
      　　　　　VT－４８８１A

　　　　　　VT－４８８７A

  　
　　　　　　
　　　　　　VT－４８８３A

　
　　　　　　VT―４８８６A

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（メーカー広報用写真より抜粋）

 「JBL」
　JBLは、１９４６年に、ジェームス・B・ラン
シング により、アメリカで設立され、７４年も
の歴史を誇る老舗メーカーです。オーディオに
興味のある方なら、その名前を知らない人は
いないであろうという、押しも押されぬ音響機
器メーカーの一つで、社名は、その創業者のイ
ニシャルからきています。
　特にスピーカーの性能は群を抜いており、
名機と呼ばれるスピーカーを世にいくつも残し
てきました。

　JBLのスピーカーが多くの方に支持・評価さ
れるのは、大音量で聴いてもノイズや音割れが
無く、クリ アで高音質な音色を奏でてくれると
いったことが 挙げられており、多くの特許も取
得しています。

「文化会館のスピーカー」

　ステージ脇の裏側に廻ると、こんな扉があり
ます。ドアを開けると、

　このように、しっかりと、固定された
スピーカーが居並びます。

 　ここは客席前方の上です。このようにしっかり
と吊るされ、固定されています。

 「ラインアレイ」
　さて、ホールで音を皆さんにお届けする時、大事
にしなければならないことがあります。 それは、ホ
ールのどの場所にも、高品位の クリアなサウンドを
提供すること、つまり、ホールの全てに同じ音を届
けることです。
　通常ですと、音は、縦方向にも横方向にも拡散し
ていきますので、スピーカーから遠くなればなるほ
ど、弱くなったり、良質な音でなくなったりします。

　そこで導入されているのが「ラインアレイスピー
カー」です。これは、垂直方向に、つまり縦に音が
広がるのを抑制し、水平方向にのみ音を広げていく、
いわば音の帯を作って真っすぐに進める技術です。
　
　　　　　　　　　（この写真はイメージです）

　この技術とクリアで高音質な音色を奏でるスピ
ーカーにより、文化会館では、最高の状態の音を、
ホールの皆さんに同じくお届けできています。

　
　少しわかりづらいと思いますが、ステージの
左側と右側の横格子の奥に、ラインアレイスピ
ーカーが設置されています。
　そして客席の頭上にも、

　四角の網の中につるされたスピーカーがあります。
このほか、客席後方にもスピーカーがあり、これら
の組み合わせにより、すべてのお客様に最高の音質
をお届けしています。
 

　陰の表現者は、今日も控えめです。