ファミリーツリー

海辺のまちの、ちいさな家族の物語
 季節は東北の遅い春。日和山の桜は満開。
花見の席にやってくる高橋家の面々。

 閖上出身で、俳優として全国的に活躍され
ている相澤一成さんが、震災を経て、皆さん
の為になれば・・・と、作・演出された作品
です。
 全編が地元の言葉で書かれ、初演から7年
が経過、今回は3日間に渡り上演されました。

おかえりー、ただいま。
 
 あいやー、いい天気だ。
お花見だべ
ー。


 10代から80代まで四世代が集まって、
お花見が始まります。



 舞い散る桜、かもめの声、潮風の香り・・・
久しぶりの再会に話がはずみます。

楽しい時はやがて過ぎ・・


 いつしか日暮れが近づいて、宴はそろそろ
お開きに・・・。

 そして・・・

 故郷の思い出、風景がよみがえります。
忘れかけていた風景がしっかりと現れました。
記憶のバトンは今後も渡っていきます。
 いつまでも・・・。