ふるさとの昔ばなし 第1回
文化会館で語る
歴史の深い名取の地に語り継がれてきた民話を
中心に、年4回で心あたたまる語りをお届けする
ふるさとの昔ばなし。
今年度も年4回お届けします。今回はその第1
回目です。
会場一杯に皆様をお迎えしてのスタートです。
岩渕俊子会長のご挨拶
司会はエフエムなとりの佐々木彩香さん。
ねぎ苗っ子 大友 純子(すみこ)さん
一人暮らしのばさまは、けちで欲たかり。食べ
きれないくらい野菜が取れても全部自分のもの。
ある日、隣のじさまが風邪をこじらせ、ねぎに
味噌をつけてた食べるといいと思い付き、ばさま
に話をしました。すると・・・
岩屋の女 前田 利子さん
かかさんも子供もいる若い男、寝てばかりい
てなかなか動こうとしません。でも、正月の準
備で近所の人がまちに行くと聞いて、銭の一つ
でも落ちていないかとまちに行くことにしまし
た。ずーーと下ばかり見て歩いていると・・・
♬ 手遊び ♬
ここで手遊び。
今回はなっとう~~~
おなご五十集の話(ちみ子の話)
金岡 律子さん
閖上の土手の松の木の下の家にすんでいた
ちみ子が、近所に遊びに行って色ペンを借り
て楽しく遊んでいました。でも、途中でその
色ペンが折れてしまい、そのペンをまやえー
と怒られてしまいました。ちみ子は・・・・
寒袋 今野 むつ子さん
あるお寺の和尚さんは、冬の間に冷気を
閉じ込めた寒袋(かんぶくろ)を持っていました。
それを押し入れにいれ、夏がやってくると
小坊主たちを追いやり、一人で密かに涼んで
いました。ある日・・・
ここで休憩~~~
そして再開。ゲストのお二人の登場です。
金 基英(キム・キヨン)さん
韓国仁川の生まれ。1989年来日。1999年に
千葉県船橋市の民話フェスティバルにかかわ
ったのを機に、韓国民話の語りを始められた
そうです。
日本の民話収集にも参加され、日韓の昔話
を語れる語り手として、通訳、韓国語講師の
かたわら、NPO法人全国語りネットワーク
などで韓国民話の紹介や普及活動を行ってい
ます。
韓国の昔話は「虎がタバコを吸っていたころ」
という語り始めの言葉で始まります・・・
日本の昔話の「昔々あるところに・・・」という
言葉にあたるそうです。
本日は、
・ 青蛙の話(チョンケグリ イヤギ)
・ こぶとり爺さん
・ 三年峠(サムニョンコゲ)
パワフルでキレのある語りに、皆さんグイーー
っと、引き込まれました。
大平 悦子 さん
岩手県遠野市青笹町の生まれ。遠野での見聞録
・体験談の語り、遠野の昔語り、遠野の災害伝承
の語り、『遠野物語』の語りなど、遠野ことばに
よる新しい語りで皆さんを魅了しています・・・。
会館での昔ばなしに毎回ゲストでお出で頂き、
名取の地にもファンが着々と増えています・・・。
本日は、
・ 寝手間取り
・ マヨイガ(遠野物語63番)
・ あやめになった婆さま
穏やかな語り口で、ほわーっとしながらも、
お話の世界が、頭の中にしっかりと浮かんでき
ます・・・。皆さん大きくうなずいたり、感心
したり・・・。今回もすっかり魅せられてしま
いました。
締めは
皆さんと「ふるさと」♪♫
今回も心あたたまる会となりました~。
次回、第2回目は10月7日(土)
14:00~
会場は同じく文化会館小ホールです。
整理券は9月7日(木)から配布します。
皆さんのご来場をお待ちしています。~(^^♪