ふるさとの昔ばなし 第4回
文化会館で語る
歴史の深い名取の地に語り継がれてきた
民話を中心に、年4回で語りをお届けする
ふるさとの昔ばなし。
今年度最後の公演です。
たくさんの皆さんに来場いただきました。
会場は文化会館小ホール
司会は、エフエムなとりの佐々木彩香
さん。
名取昔ばなし語りの会、会長
岩渕俊子さんの挨拶でスタートです。
くずの葉
村上輝美さん
山の奥には、たくさんのキツネたちが暮
らしていました。その中の若い娘っ子のキ
ツネは、里の人間の世界が見たくてしょう
がありませんでした。
何度も何度もお願いされ、母キツネは、
心配しながらも、とうとう人間に化けて見
てくることを許しました。すると・・・・
屁ったれ嫁ご(愛島)
阿部滋子さん
愛島に嫁いだお嫁さんは、器量がよく、
自慢の嫁ごさんでしたが、だんだんと顔が
青ざめ、元気がなくなってきました・・・
心配したお姑さんが心配して理由を尋ね
ると・・・
手遊び・こぎつね
今野むつこさん
ここで一服、
こぎつねコンコン・・・
皆さんと一緒に楽しくできました。
きつねにだまされたおやんつぁん
前田利子さん
川に魚を釣りに行ったおやんつぁん。
場所を変えたりして、ウナギやナマズなど、
籠いっぱい。でも、気が付いたら薄暗くな
っており、空にはまん丸のお月様。意気揚
々と帰りを待つ妻の元へ向かいましたが、
雲がお月様を隠すと・・・
スカガニこたろう(閖上)
岩渕俊子さん
閖上の浜には「スカガニ」と呼ばれるカニ
が沢山いました。
どこの家も貧しく、孫と二人暮らしのおじ
いさんが、浜辺で焚き木を集めていたら、親
にはぐれた青く透きとおった美しい子ガニを
見つけました。
孫はこのカニに「こたろう」と名前を付け
可愛がって育てました。その後春になり・・・・
ゲスト
大平悦子さん
岩手県遠野市青笹町に生まれ、遠野での
見聞録・体験談の語り、遠野の昔語り、遠
野の災害伝承の語り、『遠野物語』の語り
など、遠野ことばによる新しい語りで皆さ
んを魅了しています・・・
今日のお話は、
・ねぼすけ
・オシラサマ
・十王さま(遠野物語拾遺53番)
・娘のしゃれこうべ
・つるかめ
今回は、東日本大震災から12年後の
次の日という事もあり、その事にも触れ
ながらのお話もありました。
皆さん、うなずいたり笑ったり、
時には目頭を押さえる方もいらっし
ゃいました・・・
最後は大平さんも皆さんも笑顔。
ふるさと
締めはいつもの「ふるさと」
2年目となりました「ふるさとの昔ばなし」
も今年度はこれで終了です。多くの皆様にご
支援頂き、ありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています
・・・・👋。