打ちっぱなし
文化会館の打ちっぱなし
皆さんの「打ちっぱなし」といったら当然ゴルフ
ですね。
今回は、「打ちっぱなし」でも会館の打ちっぱな
しをご紹介します。
おなじみのメインエントランスです。
近寄っていき、
さらに近づくと、会館の壁です。これが打ちっぱ
なしです。
そうなんです。会館の内壁は「コンクリートの打
ちっぱなし」です。
内装は断熱材を施工してプラスターボードを貼り、
壁紙などで仕上げる方法が多いところです。しかし、
コンクリートの性質・質感を生かしながら、都会的
なイメージで美観の面をつくりあげるこの手法も近
年多く見かけるようになっています。
スタイリッシュで、会館の高い質感を演出してい
ます。が、一方、一発勝負!
コンクリートを打ち込む前の準備が大切で、高い
技術と緻密な作業が要求される施工方法です。
木目
この写真は柱の拡大です。何かお気づきになられ
たでしょうか・・・
そうなんです。コンクリートなのに木目です。
これは、合板などの型枠ではなく、杉材等の型枠な
どを使うことで出るものです。
会館は、杉本実形枠ホワイトコンクリート打ちっ
ぱなし一部シラカバ(フィンランド産)練付け壁、
等です。
会館が、スタイリッシュで洗練されている中に、
和のモダンや温もりを感じていただけるのは、この
ような技術の積み重ねもあるところです。
全館全室がこの方法による内装ではありませんが、
会館ご利用の際は、その場所により、施工方法が違
う内装をご覧いただくのも一興です。