アートキャラバン

芸術で地域巡り
 公民館など、皆さまの“ご近所”で、様々な
アートステージを展開する「なとりアート
キャラバン」は今年で3年目を迎えました。
 今回も趣向を凝らして・・・

吉田蘭子&木下順子コンサート
~世界音楽紀行~ 高舘公民館(2月16日(日))
 予定していたヘンリ・タタルさんが体調を
崩されたため、急でしたが、吉田さんにご出
演頂けることとなりました・・・。 

吉田 蘭子さん(フルート)

 高校卒業後、スイスのバーゼル市立音楽院
に入学。チューリヒ国立音楽大学のコンサー
トクラスへ編入。国家演奏家資格を取得し、
卒業。その後、ルツェルン国立音楽大学のソ
リストクラスへ入学。ルツェルン交響楽団と
共演し、ソリスト資格を最高点で取得、卒業。
 第8回現代音楽演奏コンクールにて入選。
クラシック音楽コンクールフルート部門全国
大会にて最高位を受賞。
 現在は泉音楽院にてフルート講師を務め、
演奏活動も行っています。

木下順子さん(ピアノ)

 東京藝術大学音楽学部を経て同大学院修士
課程修了。
 8歳でアメリカ・メリーランド州ユースオー
ケストラとモーツァルトのピアノ協奏曲を共
演したのを始め、藝大在学中もソリストに選
ばれ、藝大シンフォニーオーケストラや、シ
ベリウスアカデミーオーケストラと共演。
 宝塚ベガ音楽コンクール第3位、川崎音楽
賞コンクール第2位入賞。新人オーディショ
ン最優秀賞などを受賞。
 現在は仙台フィルハーモニー管弦楽団の
ヴァイオリン奏者ヘンリ・タタルさんと夫婦
デュオとしての活動を積極的に行い、さらに、
ソリストしての活動やオーケストラ鍵盤奏者
としても活動を広げています。


 公民館のホールに豊かな音色が響き渡り
ます。 皆さん思わず、うっとり・・・

 「ハンガリー舞曲第5番」でスタート
 「エリーゼのために」
 「MAYA」
 「春よ、来い」
 etc。。。
 様々なジャンルの音楽に魅了されます♬

 お二人の息もピッタリ。
爽やかな風を感じるコンサートとなりました
(^^♪

箏・尺八デュオU.K.の会演奏会
     熊野那智神社(2月22日(土))
 箏(こと)と尺八(しゃくはち)のデュオ。

伊藤雅楽迪(いとううたみち)さん(箏)

 箏と十七弦を使い、カフェや教会などの
身近な場所で演奏活動を行っています。
  市内外の音楽教室で指導にあたられてい
る他、様々なイベントなどで演奏をされて
います。

渋谷敲山(しぶやこうざん)さん(尺八)

 都山流宮城県支部等に所属し、県内の
様々な演奏会で尺八を吹いています。

 そんなお二人がデュオを結成。
雅楽迪(うたみち)の「U」 そして
敲山(こうざん)の  「K」
名付けて「U.K.の会」
 会場は市内を一望出来る熊野那智神社
の社務所内です。


 箏と尺八が響きます~。
眼下、遥か東に見える閖上の浜まで届いて
います!


 十七弦の「スペイン風即興曲二章」

 都山流尺八本曲「寒月」

 花が散って花びらが風に乗りひらひらと舞い
落ちる場面を表現した「花吹雪」では、風は
尺八、花は箏・・・ゆったりとした尺八の音に
綾を織りなすように箏が対話します。

 神社のシンボルは八咫烏(やたがらす)。三本
足の烏で、熊野の神様のお使いとして、名取の
地の伝説「なとり老女」を導いたとも伝わって
います。日本サッカー協会のシンボルマークに
もなっています。
 その八咫烏が演奏を聴いて、「カ―――♪」
と鳴いたのを聞いたのは、スタッフの空耳だっ
たのでしょうか・・・・。 

今野家ちょすな落語会
    名取が丘公民館(2月24日(月・休))
 地元のなまり言葉そのままでの落語をお楽しみ
頂く落語会。

今野家ちょすなさん

 平成8年生まれ、仙台市出身で、17歳で入門。
今野家東(こんのやあずま)さんが立ち上げた、東北
で落語を語る「東方落語プロジェクト」の噺
家さんです。

 「かまうな・いじるな」を東北弁では「ちょすな」
そんなちょすなさんを「ちょす」ためにやってき
たのか、会場一杯に皆様にお出で頂きました。

 本日は、「転失気」をご披露いただきました。
現在は二つ目に昇進されていますが、この演目
は、なんと初高座の時の演目だそうです・・・。
 思い入れのある演目だからでしょうか。その
気合、楽しさはぐいぐいと皆さんに伝わり・・・
会場は笑、笑、笑~!!

 「おもしぇがった~」「まだちてけさいーん」
と皆さん口にされていました。
あ、「とても面白かった。」「また是非来てください」
です。
    👏👏👏👏👏