能楽体験
600年余の能楽
「能」と「狂言」を総称して「能楽」と呼びます。
能楽は、600年以上も演じ継がれてきた演劇で、
日本の伝統芸能の中でも、最も古い芸能の一つです。
この二つは、切っても切り離せないほどの仲です。
それは、「能」の優雅な美しさ、そして
「狂言」のおおらかな笑い。
これが能舞台で交互に、いわばワンセットとして演
じてこられたからです。
その魅力を身近に感じていただけるよう、「能」
と「狂言」の体験ワークショップが開催されました。
講師先生
講師先生をご紹介します。
坂真太郎 (観世流シテ方)
松山隆之 (観世流シテ方)
野口隆行 (和泉流狂言方)
奥津健太郎 (和泉流狂言方)
流派を超え、ご参集頂きました。
第一部「狂言」
「狂言」とは何かの解説の後、袴狂言「盆山」を
目の前で鑑賞しました。
このリアリティ、近さ・・・。
息づかいまで伝わってきます!!
その楽しさ、迫力を感じ、
実際に使用する狂言面についてもその見方や
感じ方を解説いただき、いよいよ参加者皆さん
で体験です。
「あんの山から、 この山へ・・・」
もちろんすぐには形になりませんが、気分は既に
能舞台の上です。
第一部最後に、狂言面を目の前で見ながら色々
教えていただきました。
第二部「能」
「能」とは何かを解説頂き・・・
その後、能「羽衣」の謡と所作を一つずつ体験です・・
扇子を見せるのも「魅せ方」があると知り、
うーーーん・・と納得です。
そして、仕舞「羽衣」を目の前で鑑賞です!!
不思議です。楽しさが違います。
いろいろ教わり、体験した後で鑑賞することで、
少しでも見る幅が広がったのでしょうか・・・
最後に質疑応答で、またまたお話をお聞きし、
納得と満足のワークショップとなりました。